準備・ことはじめ
正月の準備・ことはじめ
初詣や正月の準備を始めることを「正月ことはじめ」といいます。ことはじめは12月13日から始めます。ちょうど残すところ半月あまりで、あわだたしく師走だと感じられる時節柄です。そのころから、しめ縄、鏡餅なども店頭にならびそろそろ、「ことはじめ」と思う時期です。家庭では、「ことはじめ」でおせち料理の材料やお餅など少しづつ買い揃える頃でもあります。
「ことはじめ」はいつから?

かつて旧暦12月13日に、門松やお雑煮を炊くための薪など、正月に必要な木を山へ取りに行く「ことはじめ」の習慣がありました。新年の恵方角から新年の年男が取ってきました。年男というと現在は干支の年男を思い浮かべますが、その当時は一家の家長つまり主人のことを年男と呼び、その主人が「ことはじめ」で、すす払い、正月飾り、お供え物、おせち料理作りなど正月行事関連一切を取り仕切りました。それが現在では、「ことはじめ」が一家の主婦の役目になっているものが多くなりました。
昭和30年代ころは囲炉裏いろりや釜戸の焚きつけにするため神社やお寺の境内の杉などの枯葉や枯れ枝をことはじめで拾い集めたものでした。「ことはじめ」の枯葉枯れ枝拾いは正月を迎える神社やお寺の境内の清掃も兼ねていたのです。正に一石二鳥のことはじめですね。
昭和30年代ころは囲炉裏いろりや釜戸の焚きつけにするため神社やお寺の境内の杉などの枯葉や枯れ枝をことはじめで拾い集めたものでした。「ことはじめ」の枯葉枯れ枝拾いは正月を迎える神社やお寺の境内の清掃も兼ねていたのです。正に一石二鳥のことはじめですね。
現在でも「正月ことはじめ」の風習があるのはそのいわれがあるからです。 昔と違っていまは、コンビニエンスストアやファミリーレストランなどがあり自分でことはじめで準備しなくとも外でいつでもどこででも求められるので大変便利になりました。 しかし、1年に1度の正月初詣をゆっくり過ごしたいのならば早めに「ことはじめ」で準備をしましょう。
すす払い

すす払いも「正月ことはじめ」になります。大本山成田山仙台分院でも僧侶、職員、巫女および信徒さん総出の不動明王大仏のすす払いが毎年年末ことはじめの恒例行事になっています。全員で不動明王のご真言を唱えてから大仏のすす払いがはじまります。大本山成田山仙台分院の正月ことはじめのすす払いはテレビ局、新聞社などからの取材もありたいへん賑わいます。不動明王大仏のすす払いは無料でどなたでも参加できます。
成田山の初詣案内看板を設置していくのも大本山成田山仙台分院の「正月ことはじめ」です。市内各所に設置された初詣案内看板を見ていると年の瀬を感じます。市内各所の初詣案内看板の設置が済むと、つぎの「ことはじめ」はお寺の境内の案内看板の設置です。成田山仙台分院では毎年初詣期間4万人〜5万人の人出があります。「ことはじめ」で設置された駐車場案内看板、境内案内看板のおかげでよどみなく初詣をしていただけるのです。
そのほかに、大本山成田山仙台分院の「正月ことはじめ」では初詣に向けて山門前にのぼり旗を立て、元日行事である初詣一番祈祷会場の不動明王を本尊として安置している本堂を五色幕で飾ります。
ことはじめ

正月中によくテレビや新聞などで「ことはじめ」が取り上げられます。 「ことはじめ」は仕事や芸事、商売など新年一番に行う事柄のことです。
官公庁では毎年1月4日を官庁御用始めとしています。 また、一般企業でもこれに近い日で行っているところが多いのではないでしょうか。また、仕事初めの初日は形だけの挨拶だけおこなう事も多いのです。
官公庁では毎年1月4日を官庁御用始めとしています。 また、一般企業でもこれに近い日で行っているところが多いのではないでしょうか。また、仕事初めの初日は形だけの挨拶だけおこなう事も多いのです。
また、正月中に初夢・仕事初め・初荷・初売り・書き初め・生け初め等さまざまな「ことはじめ」があります。
成田山仙台分院の「ことはじめ」

大本山成田山仙台分院の「ことはじめ」は新年の元日午前0時に本堂の本尊不動明王の御宝前で厳修される正月一番祈祷です。 「一年の計は元旦に有り。」といわれるように正月一番祈祷は大勢の初詣祈願者や信徒さんで本堂があふれます。 正月一番祈祷の後にお札やお守りを求めて、不動明王大仏が鎮座する成田山展望台で、遠く仙台湾から昇る初日の出の御来光を拝めば、御利益もさらに増すことでしょう。 大本山成田山仙台分院は初詣と初日の出が同時にできる数少ない寺院なのです。
住所 :〒980–0845 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉33-2
電話番号:022–225–8640
FAX :022–225–8655